校長室から

避難訓練(地震想定)を行いました

2024年4月12日 15時03分 [管理者]

 4月12日(金)の6時間目に、今年度初めての「避難訓練」を実施させていただきました。今回は、地震発生を想定した「避難訓練」を計画・実施しました。全生徒がグランドに避難し、人数確認を行い、全員の避難を確認できるまでに要した時間は「4分45秒」でした。教員も含め約430名が逃げるまでの時間と考えると良い結果だと思います。そして、何よりも素晴らしかったのは話したり、ふざけているような行動がなく、全員が真剣に取り組んでくれていたことでした。私も講評で以下の内容を生徒にお話させていただきました。

 今日の避難訓練は、「地震」を想定した訓練でした。

 日本は災害の多い国です。近年は、地震・津波、台風などによる大雨や強風、それに伴う崖崩れや洪水など、想定外の大きな災害が、毎年繰り返し発生しています。

 私たちは、今の力では、火災以外の災害を起こさないようにはできませんが、起こったときの被害を軽減することはできます。

 皆さんは、今日の緊急放送後、「低い体制になり、頭を守り、動かない」という訓練はできましたか。もしも、地震が発生して、窓ガラスが割れ、天井の照明やコンクリート片が落下したとしたら、皆さんの先ほどの動きで、自分を守れていたでしょうか。そして、その後混乱なく、全員の安否が確認できたでしょうか。また、災害は、授業中に発生するとは限りません。自宅、或いは通学中に、災害に遭遇したとき、「何をすべきか」ということを考えるきっかけにもしなければなりません。

 いつかやってくる災害を、普段から自分のこととして想定できるかどうかで、いざというときに、生命を守れるかどうかが決まってくるのだということを、今日は改めて考えて欲しいと思います。

 今年も、お正月には能登で、先日は台湾で大きな地震が発生しました。残念ながら多くの犠牲者がでておりました。その犠牲者の尊い命と、その無念に報いるためにも、私たちひとりひとりは、高い防災の意識を、率先して持ち続けていかなければならないと思います。「自分の命は自分で守る」という意識を常にもち、今後も生活していきましょう。