校長室から

【校長ブログ】多様性を認め合う心を育むために ~誰もが安心して輝ける社会へ~

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現代の社会において、「ダイバーシティ(多様性)」について学び、理解を深めることは、これからの未来を生きる子どもたちにとって、また私たちが互いを尊重し合える温かい地域社会をつくるためにも、大変重要なことだと感じております。

少し前のことになりますが、その大切さを改めて学ぶべく、2年前に私も「D&I検定3級」を受検いたしました。受検に向けて学習を進める中で、これまで気づかなかった視点や新しい発見が多くあり、非常に有意義な学びの機会となりました。

現在、茨城県の事業として「D&I検定3級 茨城県版」が実施されております。
ポスターにも記載がありますが、茨城県内に在住、通勤・通学されている方は、通常8,000円の受検料が無料になるという大変素晴らしい取り組みです。
ジェンダーや障害、育児・介護など、身近な5つの分野について学ぶことができ、完全オンラインで受検できるようになっています。

多様性を認め合い、誰もが自分らしく安心して過ごせる社会を、子どもたちと、そして保護者や地域の皆様とともに少しずつ築いていけたらと願っております。
もしお時間がございましたら、ぜひこの機会にご受検を検討してみてはいかがでしょうか。

学校におきましても、他者を思いやり、違いを豊かさとして受け入れられる心を育む教育に、引き続き丁寧に取り組んでまいります。

詳細はこちらから

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【校長ブログ】家族で考える「もしも」の備え!

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昨日の7月28日に発生しました熊本県を中心とする最大震度7の地震により、被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。

被害が最小限に留まること、そして一日も早い復旧を祈念しております。

さて、夏休みもあっという間に時間が過ぎ、7月も今週で終わりを迎えます。
子どもたちにとっては待ちに待った長期休みですが、ご家庭や地域で過ごす時間が増えるこの時期だからこそ、ぜひ皆様と共有し、ともに取り組んでいきたいことがあります。

それは「防災」についてです。

ご存知の通り、日本は地震、津波、そして近年の激甚化する豪雨など、自然災害が頻発する災害大国です。昨日の熊本県での地震でも改めて痛感させられましたが、災害はいつ私たちの身に降りかかるか分かりません。

大切なのは、いざ災害が起きたときに「具体的にどう行動するのか」を事前に話し合っておくことです。家族全員が顔を合わせやすい夏休みの機会を利用して、以下の「当たり前が使えなくなる状況」を想定した話し合いをお願いできればと思います。

・スマートフォンなどの通信機器が使えず、連絡が取れない場合

・長期間にわたり電気が使えない場合

・道路の寸断等により、車が使えない場合

・電車やバスなどの公共交通機関がストップした場合

このような状況下において、家族がどこに避難し、どのように安否を確認し合うのか。
そして、地域の中でどのように助け合うのか。
学校におきましても、子どもたちが自らの命を守り、社会の中でたくましく生きていく力を育むための教育活動に努めておりますが、ご家庭や地域の皆様と連携してこそ、その力はより確かなものになると考えております。

子どもたちの安全と健やかな成長のため、ぜひ皆様とともに日々の備えを進めていければ幸いです。
ご家庭での話し合いの際に参考となる公的機関のリンク集を以下にまとめましたので、ご活用ください。エビデンスに基づいた確かな情報をもとに、ご家庭に合わせたルール作りにお役立てください。

【防災に役立つリンク集】

気象庁 防災情報(最新の気象・地震情報)
https://www.jma.go.jp/bosai/

内閣府 防災情報のページ(家族の防災会議のポイントなど)
https://www.bousai.go.jp/

古河市 防災・危機管理情報(避難所やハザードマップの確認)
https://www.city.koga.ibaraki.jp/

総務省 災害用伝言ダイヤル(171)のご案内
https://www.soumu.go.jp/

※ 画像は、東日本大震災の時に、宮城県亘理町にボランティアに行ったときの画像。
テレビで見ている状況と実際の現場を見たときの被害状況は想像を絶するものでした。
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【校長ブログ】学校と家庭、地域でつなぐ安全の輪 〜学校警察等連絡協議会を終えて〜

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昨日、古河市内の小・中・高等学校の代表や警察関係者、地域の関係団体が一堂に会する「古河市学校警察等連絡協議会(学警連)」の総会および第1回研修会がコスモスプラザにて開催されました。この協議会は、学校と警察、そして地域社会が緊密に連携し、子どもたちの健全育成と安全な生活を守るための指導体制を確立することを目的に毎年行われているものです。

今回の研修会では、古河警察署の生活安全課より「令和の少年非行の実態」について具体的な講話をいただきました。そこで示された現状は、私たち大人が想像する以上に深刻な変化を遂げています。

警察講話から見える「令和の少年非行」の現実

警察からの報告によると、県内の少年犯罪は4年連続で増加傾向にあり、その水準は平成30年と同等にまで悪化しています。特に現代の非行やトラブルは、従来の「目に見える場所」から、インターネットやSNSといった「大人の目の届きにくいデジタル空間」へと移行している点が大きな特徴です。

講話では、特に以下の3つのリスクが指摘されました。

大麻使用の低年齢化と認識の甘さ
法改正により「使用」も罰則対象となりましたが、検挙された少年の約6割が「危険性や有害性がない、またはあまりない」と認識しており、誤った情報に流される高校生や中学生が増加しています。

オンラインカジノという罠
10代の約3%に利用経験があり、その約6割が依存を自覚、約46%が借金を経験しているという極めて違法性の高い実態があります。

SNS・AIを悪用した深刻な被害
SNSでの「自撮り画像」の送信が性的被害の入り口(被害の約6割)になっているほか、同級生の顔写真をAIで加工・拡散する「性的ディープフェイク」による名誉毀損など、新たなテクノロジーを悪用した犯罪が発生しています。

これらのトラブルは「自分たちには関係ない」「うちの子に限って」という小さな油断から始まります。一度「闇バイト」などの犯罪に加担してしまうと、家族への脅迫などから抜け出せなくなる恐怖のサイクルも存在します。

夏休みの非行・トラブル防止ガイド

この厳しい状況は、決して遠い場所の出来事ではありません。
本校においても生徒間のSNSトラブルが発生・発覚しています。

日常のささいな人間関係の行き違いが、LINE等のやり取りを通じてエスカレートするケースが複数見られます。

学校としても、発覚時の迅速な聞き取りや保護者連絡はもちろん、7月には全校生徒を対象とした臨時のSNS指導や、家庭でのルール作りを促す文書配付などの予防措置を行ってまいりました。

しかしながら、学校外でのSNSトラブル、パスワードや個人端末の奥で行われるやり取りを、学校の指導だけで100%防ぎきることは極めて困難であるのが本音です。

夏休みに向けて:いま、私たち大人ができること

まもなく、子どもたちが楽しみにしている夏休みが始まります。
自由な時間が増える一方で、スマートフォンやSNSに触れる時間も飛躍的に増加します。
この大切な時期を前に、ぜひご家庭で次の2つの点について、子どもたちと一緒に向き合っていただけないでしょうか。

1.「スマホの使い方」を子どもと対話しながら決める
「禁止する」「取り上げる」といった一方的な押し付けではなく、なぜルールが必要なのか、トラブルに巻き込まれたらどうなるのかを、警察から示された具体例をもとにぜひ対話してください。フィルタリングの設定は、子どもを守るための最初の、そして最も有効な盾となります。
学校からも家庭での約束づくりに関する通知を出しています。


2. 「困ったときは、すぐに大人(警察・学校)に頼る」を約束する
SNS上の行き違いや、万が一怪しい闇バイト・画像送信などのトラブルに巻き込まれてしまったとき、子どもたちは「怒られる」「自分でなんとかしなきゃ」と抱え込んでしまいます。


「どんなことでも、困ったときは一番に相談してほしい。家族は必ず味方になるし、必要なら一緒に警察に相談しよう」

そう日頃から伝えていただくことが、子どもたちの安全を確保する最大の防犯対策になります。

共に子どもたちを育むパートナーとして

今回の協議会を通じ、学校、警察、地域、そして家庭が一体となって子どもたちを見守る「目」を増やしていくことの重要性をあらためて痛感いたしました。

学校は、子どもたちが安心して学び、失敗しながらも成長していける場所でありたいと考えています。しかし、その安心の基盤は、ご家庭や地域の皆様との温かい信頼関係があって初めて成り立ちます。

この夏休み、子どもたちが大きな事故や犯罪に巻き込まれることなく、元気に、そして一回り大きく成長して2学期を迎えられるよう、学校も全力を尽くします。

保護者の皆様、地域の皆様におかれましても、どうかあたたかい見守りと、必要に応じたお声がけをよろしくお願いいたします。お気づきの点や不安なことがございましたら、7月の面談等でお話しください。共に手を取り合い、子どもたちの輝かしい未来を支えてまいりましょう。

【校長ブログ】七夕の短冊に込められた願いと、地域で育む子どもたちの未来

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先週のことになりますが、昇降口に七夕の笹を設置し、自由に願い事を書けるように短冊とひもを用意いたしました。日が経つにつれて笹の葉には色とりどりの短冊が増えていき、生徒たちの素直な思いに触れることができました。

「受験受かりますように」という切実な目標や、「おじいちゃんとひいおばあちゃんが元気でいてくれますように。」という家族を思いやる優しい願い、(中には「彼女が欲しい」「彼氏が欲しい」などまさに中学生!という願い事も)、どれも読んでいて心がほっこりと温かくなるものばかりです。

日本の伝統行事である七夕ですが、こうした季節の節目や伝統をこれからも大切にしていきたいと改めて感じました。私も、生徒と職員みんなの幸せを願い、短冊を書かせていただきました。

伝統行事といえば、私が中学生だった頃の地域の夏祭りを思い出します。
当時は、祭りの準備や段取りのほぼすべてを中学生が仕切っていました。一軒一軒地域を回ってご寄付をいただいたり、集まったお金でお神輿の飾りや提灯を購入したり、最後は余ったお金を参加した小中学生のお小遣いとして上手に配分したりと、今思えば中学生が中心となってすごいことを行っていたなと感じます。

こうした「学校以外の場所で地域と関わりながら学ぶこと」こそが、社会教育の原点なのだと思います。現在は大人主体のお祭りへと変化しているかもしれませんが、子どもたちが地域社会の中で役割を持つ経験は、いつの時代も非常に価値のあるものです。

今の中学生も、やがて学校を卒業し、社会へと羽ばたいていきます。
人生において、社会の中で生活する時間は圧倒的に長いです。
その社会に出たときに本当に大切になってくるのは、気持ちの良い「あいさつ」や、人との「コミュニケーション能力」といった、いわゆる「非認知能力」と呼ばれる力です。

学校生活の中はもちろんのこと、家庭や地域社会の中にも、日々たくさんの学びの機会があふれています。子どもたちには、他人の評価を気にするのではなく、「最終的に自分がどんな自分になりたいか」を大切にしてほしいと願っています。

そして、なりたい自分になるために、日々の小さな積み重ねを繰り返していくことが何よりも大切です。

私たち大人は、そんな子どもたちの小さな一歩一歩を認め、共に励ましながら歩んでいけたらと思います。古河第三中学校の子どもたちの明るい未来のため、引き続き、保護者の皆様、地域の皆様の温かいお力添えをよろしくお願いいたします。
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【校長ブログ】夏休みに何をやる?~夏休みまであと10日~

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学校へ登校する日も、今週と来週の今日を含めて残り10日となりました。
いよいよ、みんなが心待ちにしている夏休みが目前に迫っています。

今年の夏休みは8月31日まで、全部で「45日間」あります。
この長い時間をどう使うかが、子どもたちにとって大きな意味を持ってきます。

何か新しいことを始め、それが当たり前の「習慣」になるまでには、一定の期間が必要です。
※(ロンドン大学のフィリッパ・ラリー博士らの研究(2009年)によると、新しい行動が習慣として定着するまでには平均して66日かかるとされています。夏休みの45日間は、新しい習慣を脳に定着させるための非常に強力な土台作りになります。)
毎日5分でも10分でも同じことを続けられたら、秋にはきっと「確かな自分の力」になっているはずです。今思い起こせば、私が中学生の時には、継続する力がなく、毎日腹筋しようとか計画を立てては計画倒れの日々でした(泣)

その際、意識してみてほしいのが「インプット(入力)」と「アウトプット(出力)」のバランスです。
※(コロンビア大学のアーサー・ゲイツ博士の研究によると、学習においては「覚える時間(インプット)」と「練習する・思い出す時間(アウトプット)」の比率を「3:7」にすることが最も効率的だと示されています。)
教科書を読むだけでなく、実際に問題を解いてみたり、今日あった面白い出来事をご家族や友だちに話してみたり。そんな「アウトプット」の時間を、ご家庭でもぜひ温かく聞いていただければと思います。以前読んだ本にも、インプットよりもアウトプットに重点を置くと良いと書いてありました。
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それぞれの学年の生徒のみなさんには、こんな風に夏を過ごしてみては?と提案したいです。

・中学1年生・2年生へ
部活も遊びも思い切り楽しんでください。実は私も中学生の頃、決して強くはなかったのですが、サッカー部にのめり込んでいました。ちょうど『キャプテン翼』の全盛期で、ヒールリフトや日向小次郎のタイガーショットの練習に明け暮れていました(悲しいことに、全く身につきませんでしたが……笑)。そんな風に自分の「好き」や「得意」にとことん夢中になる時間は、みなさんの大きな武器になります。その上で、「毎日これだけはやるぞ!」という小さなマイルールを一つだけ決めてみませんか?

・中学3年生へ
いよいよ進路に向けて「よし、やるぞ!」と気合が入っていることでしょう。私も中学3年生の夏、部活が終わり「いよいよ受験勉強だ」と、これまで部活に費やしていた時間を少しずつ勉強に向け始めました。ただ、どうしても夜更かしが苦手で、眠くなったらすぐに寝てしまい、その分、朝早く起きて頭がすっきりした時間に勉強をしていました。焦らなくて大丈夫です。誰かのマネではなく、自分のペースを見つけて進んでいきましょう。先生たちはいつでも皆さんの応援団です。

さて、この夏休みは、私たち教職員にとっても大切な準備期間です。

後期に向けて、生徒も教職員もみんなが笑顔になれる学校づくりのために、授業のブラッシュアップや、これからますます重要になる生成AI活用の準備など、新たな取り組みの土台作りに励んでまいります。

また、私個人のことではありますが、この夏、死ぬまでに叶えたい夢のひとつであった世界最高峰のトレイルランニングレースに挑戦してまいります。
子どもたちに「失敗を恐れずに挑戦しよう」と伝えている以上、まずは大人が全力で挑む背中を見せたいと思っています。

保護者の皆様、地域の皆様。私たち大人が一緒になって子どもたちの挑戦を温かく見守り、支え合う夏にできればと存じます。

さあ、実りある夏休みに向けて、今から一緒に準備をしていきましょう!

【校長ブログ】失敗しながら学ぶ人間関係 ~夏休み前のスマホルールのお願い~

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本日、生徒を通じて「『生徒の通信機器等に関する安全な利用』の一層の推進について(お願い)」および、ご家庭での話し合いシートを配付いたしました。

「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」
これはアドラー心理学の有名な言葉ですが、実際に私たちの悩みの9割は人間関係だと言われています。

また、エリスの論理療法では、「出来事そのもの」が人を悩ませるのではなく、「それをどう受け取るか」が悩みを引き起こすと教えています。

人間ですから合わない人がいるのは当然です。

「他人の心や行動は変えられない」という事実を受け入れ、自分の捉え方を変えること、そしてどうしても合わない人とは「無理をしない」ことも、社会で自分を守る大切なスキルなのです。

では、どうすれば人間関係をうまく築けるようになるのでしょうか。

それは「失敗を繰り返すこと」です。
私もいまだにたくさんの失敗を繰り返しています(汗)

最初から人付き合いが完璧な人はいません。
学校生活という集団での様々な体験活動を通して、意見がぶつかったり、気まずくなったりする失敗を何度も経験します。

そうやって転んでは起き上がることを繰り返すうちに、相手を思いやる言葉や、お互いに心地よい距離感が分かり、少しずつ人間関係の築き方が上手になっていくものです。

しかし、近年増えているSNSのトラブルは、対面でのコミュニケーションとは性質が異なります。
相手の表情が見えないため、些細な行き違いが大きな傷に発展しやすく、取り返しのつかない失敗になるリスクがあります。
(なお、誹謗中傷など法に触れるような悪質な事案については、警察に相談し毅然とした対応が必要です。)
だからこそ、SNSなどの画面越しではなく、直接対面で話し、健全な失敗から学ぶ経験を大切にしてほしいと願っています。

これから迎える夏休みは、通信機器に触れる時間が長くなりがちです。
本日配付した手紙と話し合いシートをご活用いただき、ご家庭での「我が家の約束・ルール」について、ぜひ話し合ってみてください。
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【校長ブログ】世界一幸せな子どもたちに共通する「自己決定」の力と、古河三中生の頼もしさ

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連日のW杯サッカー、熱戦が続いています。
昨日のチュニジア戦もたくさんの方が応援していたのではないでしょうか。
ピッチ上で選手たちが瞬時に状況を判断し、自ら決断して動く姿には、いつも胸を熱くさせられます。

さて、そんなサッカー大国の一つであり、今回のW杯でも存在感を示すオランダ(グループリーグ初戦の相手)ですが、実は「子どもの幸福度、世界1位」の国であることをご存知でしょうか。

以前の職場(茨城県水戸生涯学習センター)で、私が大変お世話になった方(もと電通の方。現在は地域に根ざした素晴らしい教育・企画活動を展開されています。)が、SNSで非常に興味深い発信をされていました。
https://www.facebook.com/shin.sando/posts/pfbid0D87tTQpmHSfjt7x3j33hakuTEN1vqhx9Jt29Cs1uNh9guLRSdT6P6YPyhkvjhLWel

オランダの小学校では宿題が出ないにもかかわらず、読み書きの力は世界トップクラス。
一方で、日本の子どもたちの幸福度は、同じ調査で38カ国中ワースト2位という現実があります。
この差を生んでいる大きな要因の一つが、「自分で決めさせる教育か否か」なのだそうです。

神戸大学が行った2万人規模の調査でも、人の幸福度を左右するのは「所得」や「学歴」ではなく、「自己決定」であることがわかっています。
幼少期から、都度自分で判断してきた人ほど、大人になっても前向きで不安を感じにくい。
つまり、「自分で決める」機会を増やすことが、子どもたちの未来を明るく照らす最大の鍵になります。

このお話を読んだとき、私は本校の生徒たちの顔を思い浮かべ、とても頼もしく感じました。

古河第三中学校では、生徒会活動が非常に活発ですし、各委員会の取り組みにおいても、生徒たちが自主的に考え、実践している場面が数多く見られます。
大人が決めたレールの上を歩くのではなく、「自分たちの学校生活をどうすればもっと面白く、より良くできるか」を自分たちで決め、形にしていく。
その試行錯誤こそが、まさに幸福度を高める「自己決定」の連続です。

大切なのは、○○委員長といった「何の役職についたか」ではなく、その活動の中で自ら考え「何をやったか」です。
自分たちの手で日々の活動をプロデュースし、創り上げていく経験は、必ず一人ひとりの大きな自信へと繋がります。

家庭でも学校でも、今日からできる具体的なステップがあります。

〇小さな選択を子どもに委ねる(「次、どうする?」と本人に決めさせる)

〇遊びや学び、活動に「唯一の正解」を持ち込まない

〇大人が先回りして決めない

本当に必要なのは「うまくやらせる」ことではなく、「自分で選ばせる」ことです。
失敗からも成功からも、自ら体験的に学ぶ環境をつくること。
本校でも、生徒たちが安全に失敗し、そこから学べる「挑戦の舞台」を引き続き全力でサポートしていきます。

サッカーの試合のように、自分で状況を見て、考え、決断する。
生徒たちが自らの足で力強く歩み、最高の景色を見られるよう、家庭と地域、そして学校が一体となって応援していきましょう!

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【校長ブログ】総体・定期演奏会を終えて〜人生を豊かにする「日々の根っこ」〜

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6月11日から13日にかけて行われた総体市内大会、そして14日の吹奏楽部の定期演奏会、本当にお疲れ様でした。

先日の壮行会では、運動部・文化部問わず、どの部からも本番に向けた熱い心意気が語られていました。特に3年生にとっては、中学校生活の集大成となる最後の舞台でした。

今大会、そして演奏会は生徒にとってどんな時間だったでしょうか。
勝って歓喜した人、最高の演奏ができて涙した人。あるいは、負けて悔しい思いをした人、思うようなパフォーマンスができず唇を噛んだ人もいるでしょう。

私自身の中学校時代を思い返すと、所属していたサッカー部は決して強いチームではありませんでした(弱小サッカー部でした)。ですから、勝って嬉しかった思い出は実はほとんどありません。「あの時の相手チーム、すごかったなぁ」と、負けた試合の記憶の方が今でも思い出すくらいです。

では、私たちは何のために部活動でスポーツや音楽に打ち込むのでしょうか。

私は、「人生を豊かにするため」だと思っています。
私は58歳になった今でも、野山を100マイル(160㎞以上)走り続けたり、自然の中で身体を動かしたりしていますが、そこでの経験や限界に挑む喜びは間違いなく私の人生を豊かにしてくれています。

スポーツであれ、音楽であれ、何かに夢中になって取り組む経験は、生涯にわたって皆さんの心を支える財産になります。

壮行会の時にも伝えましたが、
「努力したからと言って、必ずしも報われるとは限らない」。
しかし、「努力をしなければ、間違いなく目標に到達することはできない」のです。

目標に向かうために大切なことは、ピッチ上やステージ上での練習だけではありません。
それ以外の、圧倒的に長い「日々の生活の中での姿勢」にこそが大切だと思います。

気持ちの良い挨拶をする、物を丁寧に扱う、整理整頓をする、困っている人に声をかける、頑張っている人を応援する、集中力をもって物事をやり続けるなどなど。(私もまだまだできていないことが多いですが。)

こうした日常の何気ない行動の積み重ねが「根っこ」となり、いざという本番のプレッシャーの中で発揮できる力の源になるはずです。

試合での一瞬の判断力や、楽器が奏でる音色には、その人の「普段の生き方」がそのまま表れると思います。

大会や演奏会が終わって、今はそれぞれに様々な思いを抱えていることでしょう。

しかし、生徒の皆さんの人生はまだまだこれからです。
全力で楽しむ姿勢を忘れず、これからも自分のペースでスポーツや表現活動を続けていってほしいと願っています。

今回、生徒の皆さんの真剣な姿、全力で取り組む姿を間近で応援することができ、本当に感動しました。

やはり、目標に向かってひたむきに頑張っている人を応援できることは、何よりも嬉しく、心が震えます。

素晴らしい時間をありがとうございました。そして、本当にお疲れ様でした。

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【校長ブログ】夏休みに、大自然の中で本物の「自分」と出会おう!

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 私は、これまで茨城県教育委員会からの派遣で、国立青少年教育施設に勤務したことがあります。
 しかも2施設で勤務させていただきました。
 1つは国立那須甲子青少年自然の家(福島県)、2つ目は国立赤城青少年交流の家(群馬県)です。
 全国にはこのような施設が東京代々木のオリンピックセンターも含め28施設もあります。
 しかも、家族やグループでもとても安く利用できます。
 今回は、どのように利用できるのかをお伝えしたいと思います。

なぜ今、自然体験なのか
 デジタル技術の進化によって、私たちの生活はますます便利になっています。しかし一方で、国立青少年教育振興機構の調査は、「自然体験が豊富な子どもほど、自己肯定感・道徳観・社会性が高い傾向にある」という結果を長年にわたって示し続けています。

画面の中では決して経験できないことがあります。

▶ 夜、人工の光のない場所で見上げた満天の星空
▶ 仲間と力を合わせて火をおこし、自分たちで作った食事のおいしさ
▶ 山道で足が限界を超えそうになったとき、それでも頂上に立ったときの達成感
▶ 初対面の仲間と数日間を共にするうちに生まれる、不思議な絆

 こうした「本物の体験」が、10代の心と体に与える力は計り知れません。私自身、長年にわたって山や川、自然の中での活動を続けてきた中で、自然体験が人を成長させることを身をもって実感してきました。

全国28施設をご存知ですか?

 文部科学省所管の独立行政法人国立青少年教育振興機構(NIYE)は、全国に青少年自然の家・青少年交流の家 計28施設を設置・運営しています。北海道から沖縄まで、それぞれの地域の豊かな自然環境を活かした体験活動プログラムを提供しており、個人・家族から学校団体まで幅広く利用できます。

 これらの施設では毎年、夏休みを中心に中学生が一人でも参加できる長期キャンプや体験プログラムを開催しています。

■ 全国28施設 一覧

地方

施設名

所在地

特色ある体験活動

北海道

国立大雪青少年交流の家

北海道美瑛町

大雪山国立公園での登山・ハイキング、クロスカントリースキー

北海道

国立日高青少年自然の家

北海道日高町

清流での川下り、日高の大自然でのハイキング

東北

国立岩手山青少年交流の家

岩手県滝沢市

岩手山登山、キャンプ・野外炊事、南部曲屋体験

東北

国立花山青少年自然の家

宮城県栗原市

栗駒山南麓の沢活動、冒険活動、環境学習

東北

国立磐梯青少年交流の家

福島県猪苗代町

磐梯山・猪苗代湖でのハイキング、スキー、天体観測

東北

国立那須甲子青少年自然の家

福島県西郷村

日光国立公園・阿武隈川源流での環境学習、テントキャンプ

関東

国立オリンピック記念青少年総合センター

東京都渋谷区

都市型青少年教育施設、文化・スポーツ・国際交流

関東

国立赤城青少年交流の家

群馬県前橋市

赤城山での登山・ハイキング、野外炊事、オリエンテーリング

甲信越

国立信州高遠青少年自然の家

長野県伊那市

中央・南アルプスを望む高原、白樺・唐松林での体験活動

甲信越

国立妙高青少年自然の家

新潟県妙高市

妙高山麓の登山・源流探検、豪雪地帯での雪上活動

北陸

国立立山青少年自然の家

富山県立山町

立山連峰登山、プラネタリウム・天体観測

北陸

国立能登青少年交流の家

石川県羽咋市

里海・里山を活かした多彩な体験活動

北陸

国立若狭湾青少年自然の家

福井県小浜市

カッター・シーカヤック・スノーケリングなど海洋体験

東海

国立中央青少年交流の家

静岡県御殿場市

富士山麓トレッキング、テントキャンプ(7〜9月)

東海

国立乗鞍青少年交流の家

岐阜県高山市

乗鞍岳登山・スキー、標高1,510mの高原体験

近畿

国立曽爾青少年自然の家

奈良県曽爾村

曽爾高原ハイキング・自然観察、天体観察

近畿

国立淡路青少年交流の家

兵庫県南あわじ市

カッター研修、アドベンチャーラリー

中国

国立吉備青少年自然の家

岡山県吉備中央町

鳴滝湖でのカッター、ハイキング・オリエンテーリング

中国

国立三瓶青少年交流の家

島根県大田市

三瓶山登山・サイクリング、グリーンシャワーの森

中国

国立江田島青少年交流の家

広島県江田島市

島の歴史・文化と海の体験活動

中国

国立山口徳地青少年自然の家

山口県山口市

豊かな森と川の自然体験

四国

国立大洲青少年交流の家

愛媛県大洲市

肱川流域の水辺体験、地域文化体験

四国

国立室戸青少年自然の家

高知県室戸市

室戸岬の雄大な自然、海洋体験

九州

国立夜須高原青少年自然の家

福岡県筑前町

夜須高原でのアウトドア体験

九州

国立諫早青少年自然の家

長崎県諫早市

豊かな自然の中でのキャンプ・野外活動

九州

国立阿蘇青少年交流の家

熊本県阿蘇市

阿蘇の大自然を舞台にした体験活動

九州

国立大隅青少年自然の家

鹿児島県鹿屋市

鹿児島の豊かな自然でのキャンプ・野外活動

沖縄

国立沖縄青少年交流の家

沖縄県渡嘉敷村

慶良間諸島の海・珊瑚礁でのマリン体験

 

令和8年度 注目の長期キャンプ(個人参加募集中!)

 以下の2施設では、令和8年夏の長期キャンプの参加者を個人募集中です(令和8年6月現在)。どちらも統合型キャンプとして、様々な個性・特性をもつ子どもたちが、性別や障がいの有無に関係なく共に挑戦するプログラムです。

   ① MYOKO ミライクリエイト2026 ─ 国立妙高青少年自然の家(新潟県妙高市)─

  妙高山(標高2,454m)の麓に広がる大自然を舞台に、火打山・妙高山の縦走登山を最大の挑戦とする8泊9日の本格的な長期キャンプです。「Society5.0時代の創り手」として必要な主体性・チームワーク・課題発見力・レジリエンスを、仲間との協働を通じて育みます。
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対象

小学校5年生〜中学校3年生(定員14名) ※統合型キャンプ

期日

【事前キャンプ】令和8年7月11日(土)〜12日(日) 1泊2日 【本キャンプ】令和8年7月25日(土)〜8月2日(日) 8泊9日 【事後ミーティング】令和8年12月19日(土)〜20日(日) 1泊2日

会場

国立妙高青少年自然の家・野尻湖周辺・笹ヶ峰キャンプ場・火打山・妙高山 など

参加費

60,000〜65,000円程度(食費・宿泊費・活動費・傷害保険料等含む)

募集締切

令和8年6月21日(日)正午 ※応募多数の場合は抽選

主な活動

スイッチオンチャレンジ(1泊2日の徒歩移動・斑尾山登山等) 水上アクティビティ(サップ or カヤック)・ソロビバーク クリエイトチャレンジ:野尻湖〜笹ヶ峰〜火打山〜妙高山縦走登山

後援

新潟県教育委員会、妙高市・上越市・糸魚川市教育委員会

問合せ

国立妙高青少年自然の家 TEL:0255-82-4321 E-mail:myoko-sen@niye.go.jp

詳細URL

https://myoko.niye.go.jp/event/

 

  ② あかぎTEPPENキャンプ ─ 国立赤城青少年交流の家(群馬県前橋市)─
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 赤城テッペンキャンプ.pdf
 関東平野を一望する赤城山を舞台に、7泊8日の本キャンプで「TEPPEN(頂点)」を目指すキャンプです。赤城山登山・徒歩遠足・野外炊事・クラフト体験などを通じて、課題解決力と多様性を認め合う力を育みます。茨城県教育委員会も後援している、本校の生徒にもアクセスしやすい施設です。

対象

小学校6年生〜中学校2年生(定員14名) ※統合型キャンプ

期日

【事前キャンプ】令和8年7月11日(土)〜12日(日) 1泊2日 【本キャンプ】令和8年8月9日(日)〜16日(日) 7泊8日

会場

国立赤城青少年交流の家(群馬県前橋市富士見町赤城山27)

参加費

45,000円(食事代・教材費・保険代等含む)

募集締切

令和8年6月20日(土)17:00 ※応募多数の場合は抽選

主な活動

赤城山「地蔵岳」登山・アイスブレイク・野外炊事(カレーライス) あかぎアドベンチャープログラム・オリエンテーリング TEPPENハイク(3日間の徒歩遠足:約25〜30km) 高崎だるま絵付け体験・TEPPENクッキング・TEPPENマップ作り

後援

群馬・埼玉・栃木・茨城県教育委員会、前橋市教育委員会

問合せ

国立赤城青少年交流の家 TEL:027-289-7224 E-mail:akagi-kikaku@niye.go.jp

詳細URL

https://akagi.niye.go.jp/event/annai/

 
参加するには

 両施設ともにWebフォームからの申込です。詳細・申込フォームは各施設のウェブサイトをご確認ください。その他の施設で実施される夏のキャンプについては、以下の機構公式サイトから各施設ページをご覧ください。

機構公式サイト

https://www.niye.go.jp/

体験活動情報サイト

https://taiken.niye.go.jp/

 
 家族でも泊まれるのでぜひ!
家族で妙高_page-0001
家族で妙高.pdf

【校長ブログ】すべては「自分事」から始まる 〜生徒たちの姿から教えられること〜

[管理者]

最近、世の中が少し「せちがらくなっている」と感じることはないでしょうか。
他人の失敗に対して不寛容であったり、人の行動ばかりを過剰に気にして足を引っ張ってしまったり。そんな大人社会の課題を目にするたび、考えさせられます。

しかし、古河第三中学校の生徒たちを見ていると、そんな憂いを吹き飛ばしてくれるような希望を感じます。彼らは本当にまっすぐに、純粋な心で生活しています。

先日の部活動壮行会では、とても胸が熱くなりました。
どの部活動に対しても、生徒たちから心からの熱い応援がおくられていたのです。自分が所属する部活だけでなく、頑張っている仲間を全力で称え合える。
そんな温かい雰囲気が、この学校には確かにあります。

また、2年生の姿からも大きな気づきをもらいました。
彼らは学校の「あいさつ」に関する課題を自ら把握し、「誰かがやるべきだ」と受け身になるのではなく、自分たちから進んで「あいさつ運動」に取り組み始めました。

何か課題に直面したとき、「社会が悪い」「環境が悪い」と自分以外のせいにするのは簡単です。
しかし、外側に理由を探しても、現実は決して変わりません。
2年生の生徒たちは、課題を他人のせいにせず、「今の自分たちに何ができるか」を考え、自ら行動を起こしてくれました。これこそが、物事を「自分事化」するということです。

「物事の因果関係を自分に返す」というと、何か悪いことが起きたときに「自分が悪いのだ」と自分を責めるように聞こえるかもしれません。しかし、そうではありません。
コントロールできない「他人」や「環境」のせいにするのをやめ、自分がコントロールできる「自分自身の次の行動」に意識を集中させるということです。

「あの時、自分には何ができたのだろうか」
「これから、自分はどう行動できるのか」

矢印を他者に向けるのではなく、自分に向ける。
すべてを「自分事」として捉える。
それが、状況を前向きに良くするための第一歩だと信じています。

「子ども社会は、大人社会の裏返しである」と言われます。
もし大人社会が素敵な社会であれば、それを見ている子どもたちも素敵な社会をつくるはずです。
しかし時には、私たち大人が、子どもたちの純粋で主体的な姿から学ぶことも多くあります。

大切なのは、他者からの評価や肩書きではなく、自分が「どんな人物でありたいか」、そしてそのために「何をやったか」です。

「環境が人をつくる」

せめてこの学校という空間の中だけは、互いの頑張りを称え合い、誰もが課題を「自分事」として捉え、主体的に行動できる温かい環境を醸成していきたい。
教職員一同、まずは私たち大人が、子どもたちに誇れるような前向きな姿勢を体現していきたいと強く願っています。

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 いつも花壇を整備してくれている環境委員会
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 最後に、花壇を整えている担当の教員