校長室から

2学期始業式

2024年9月2日 09時14分 [管理者]

2学期始業式あいさつ

 おはようございます。

 今日から2学期がスタートします。一人一人が新たな目標と、「それをやるんだ」という決意を持って、登校してくれていると思います。

 3年生は、いよいよ進路決定の時期がやってきます。3日後には前期の期末試験があります。しっかりと準備し、今やるべきことを行って臨んでください。あせりは禁物です。最後の最後まで、粘り抜いて、必ず志望校の合格を勝ち取ってください。

 2年生は、すでにこの学校の中心であるという自覚を持って生活できていますか。部活動は、新チームでの活動になっています。上級生として部活動を引っ張っていく大変さが分かったのではないでしょうか。暑いグランド、体育館、また校舎の中での活動は大変だったと思います。この夏、いろいろな課題を抱えながらも、精一杯取り組んでくれました。これからの活動での活躍を大いに期待しています。

 1年生は、中学生活に慣れてきたと思いますが、どうですか。入学当時の目標に変化はありますか。今、将来の目標は明確ですか。それに向かって努力していますか。上級生が頑張っています。先輩と一緒に頑張ってください。また「自分たち1年生が、古河三中の伝統をさらに良いものにするんだ」という気持ちで生活してください。

 さて、今日は、「やればできる」について、話をします。

 夏休みに、ある人がこんな話をしていました。

「「やればできる。」この言葉はとても大切ですね。この言葉があって、私は今までがんばってこられました。」

 「やればできる」という言葉を聞いて、皆さんはどう思いますか。いいと思う人、思わない人、よくわからない人、それぞれいるかと思います。

 私は、次のように思いました。

「「やればできる」って、それ、何か成功した人が言える言葉ではないか。成功した人が上からの目線で言う言葉ではないか。「もっとがんばれ、あなたはもっとできる、手を抜くな!」って。でも、がんばってもできないこともあるのではないか」と。

しかし、そのあとにこの人は、こんな言葉を続けました。

「でもね、「やればできる」は、成功を目指すってことではないんです。私は、がんばっても失敗ばかりで、やってもできないことばかり。でも、ずっと挑戦してきました。何に対しても挑戦したら、失敗しても必ず自分が成長します。「やればできる」とは、成功ではなく、成長を目指す言葉なんです。挑戦することに価値があるんです。」

 この言葉を聞いて、私は、「やればできる」の本当の意味がわかりました。

 「やればできる」とは、「やれば成長できる」ということなんですね。

 成功が大切なのではなくて、挑戦することが大切なんです。失敗しても挑戦を続けていると、絶対成長できる。そういうことだったんですね。

 皆さんだって、いくらがんばってもできないこともあるでしょう。やってもできないこともあるでしょう。

 失敗すること、できなかったことは、皆さんを必ず成長させます。

 2学期には、たくさんの行事があります。失敗を恐れずに挑戦しましょう。

 挑戦して失敗をすることはよいことです。よくないことは、何も挑戦しないこと。

 2学期の皆さんの挑戦に、おおいに期待しています。